「Marutomo Vietnam」は、ベトナム・ハノイ市にて2020年7月に設立したばかりのスタートアップ企業です。
日本での「オフショア開発」の経験や、ベトナム現地IT企業の勤務体験から得られた沢山のノウハウを、広く伝えることを私たちの使命と考え、このベトナムの地に会社を興しました。
「オフショア開発」(アウトソーシング)の業界は、低賃金の国や都市を移り変わることで生き延びてきました。インド・中国(沿岸から内陸へ)に続き現在注目されているのはベトナムで、このベトナムが対日オフショア委託先国としては最後になると私たちは考えています。(ベトナムよりも更に賃金が安い「ミャンマー」や「バングラデシュ」などは、IT技術力や語学力・日本との親密さという点でベトナムの代わりは難しいはず)
そのベトナムにおいても、中国の時と同じく日本企業の「オフショア開発」は苦難を極めています。中国向けオフショア開発を体感してきた私たちから見ると、まるでデジャブ(既視感)のようです。
本来であれば、中国向けオフショア開発で得られた知見やノウハウを、ベトナム向けオフショア開発に活かせば良いと思うのですが、残念ながらそれらを取りまとめる(啓蒙や推奨など)業界団体が無かったこともあり、広く世の中に浸透することなく、一企業・一個人内スキルに留まる結果になってしまいました。
国をまたがる「オフショア開発」の難しさは、書籍や多くの事例などをネットで見て基礎が学べても、現実には様々な理由により実践出来ないケースがあることです。(例えば、日本側企業が求める根本原因分析は日本だから出来ることであって、海外では正確なデータの取得自体が出来ていないため非常に困難です)
私たちの会社は「オフショア開発」案件自体を受託することはありません。ベトナム現地IT企業と日本側顧客(委託元)の間を取り持ち、問題無く業務が進められるように側面支援を行う「オフショア開発支援」を主たる事業として活動してまいります。
ベトナム現地IT企業にお任せになり易い現地対応や、日本側顧客の現地出張者に対する適切なアドバイス等を現地で行います。特に、日本側顧客に問題が内在している場合に、委託先からクレームは言えないでしょうから、中間ポジションの私たちが適切なアドバイスを顧客に提案し解決していきます。
またそれに付随して、各種ドキュメント(仕様書や設計書など)の翻訳精度の向上を目的とした「翻訳事業」、お客様のITソリューションの海外展開時に必要となる「多言語化ソリューション事業」なども取り組む所存です。
ベトナム現地に根を張った企業だからこそ出来ることがあります。
オフショア先としてベトナムを選んだ皆様のあらゆるサポートを手伝わせて頂きますので何でもご相談下さい。
Marutomo Vietnam 株式会社
代表取締役 小田啓二